地域産品と観光農村の一体型による取組(韓国聞慶市五味子村(ムンギョン・オミジャザ))|地域活性化100 海外事例

地域活性化の先進的取組事例>海外事例地域活性化の先進的取組事例>海外事例
地域産品と観光農村の一体型による取組
韓国聞慶市五味子村(ムンギョン・オミジャザ)
面積:912㎢人口:76,470人(聞慶市統計2012)

韓国聞慶市五味子村(ムンギョン・オミジャザ)の地域の概要

聞慶市はソウルと釜山の真ん中あたりの中山間部に位置する都市。朝鮮時
代に首都をつないだ峠を保存・整備した「聞慶(ムンギョン)セジェ道立公
園」は聞慶の代表的な観光スポットである。中にあるKBSドラマの撮影所
があり、韓国の歴史ドラマファンが訪れる。かつて石炭の産地として栄えた
聞慶では、運炭路線として賑わった聞慶線の廃線を利用したレールバイク等
の観光も行われている。また、五味子(オミジャ)とリンゴ国内最大の産地
としても有名。

取り組みの概要:地域産品と観光農村の一体型による取組

聞慶市五味子村一帯には、自生する野生の五味子(オミジャ)が多くあった。
五味子とは漢字の意味するように甘味、酸味、苦味、辛味、塩味の「5つの
味」がする果実。そこで、2006年に五味子を栽培樹木として改良し、それ
を活かした村おこしが始まった。国が特産品として振興し、更に“魅せる場
所(=観光農村)”を提供し、周辺資源の集約・農村プログラムの整備をす
ることで、人々を呼び込み地域活性化を図った。
聞慶市によって、村を「五味子経験村」と命名し、毎年9月中旬には、
五味子祭りを開催している。周辺には宿泊施設、セミナールーム、スイミン
グプール、さらには韓国特有のサウナなどの設備完備も行われた。農村では
五味子栽培の収穫が体験でき、子どもからお年寄りまで楽しめる祭りもある
充実したプログラムを作成した。
農村では都市の土産屋に比べ、リーズナブルな価格で高品質な五味子が購
入でき、地産池消の役割も果たす。聞慶五味子は、300メートルを超える標
高の自然豊かな山岳地域で栽培されており、その豊かな自然風景も売りにし、
多くの写真家や有機栽培を好む人々からも知名度が高い。五味子は特定食品
に指定され、2008年9月に農業技術センターの協力のもと、韓国最大の五
味子加工工場を設立し、韓国でもトップの生産高を誇るまでになった。生産
契約に基づいて、聞慶・慶北からのみ厳選された最良品質の五味子のみを加
工している。工場は全て機械化を導入し、清潔と安全を提供し維持している。

地域産品と観光農村の一体型による取組の成果

五味子ブームにより、関連産業は7億ウォンを売り上げるまでになった。
(2011年韓国観光公社公式サイト)生産は国内総五味子の生産の45%を
占め、600トンかた2500トンに増加、2005年~2009年の間で五味子栽培
の土地は178ヘクタールかた550ヘクタールに拡張された。2009年時点で
709世帯の農家が五味子を栽培している。この村から始まり、韓国全土で五
味子ブームが起こり、世界主要20ケ国財務大臣・中央銀行総裁会議の乾杯
酒としても選定された。かつては漢方や薬として使用され、生い茂るように
生えていた野生の果物、五味子(オミジャ)であったが、その価値を見出して、
農村や産業の発展に繋げた事例である。関連商品も増え、PR活動を行うこ
とで世界に認知度を広めるまでになった。地域の基幹産業となりうる特産品
栽培を一つの集落のみで行うには限度があるが、国や市が広報等でも積極的
に支援をすることの効果を最大化できる。

出典

■F-1韓国地域産品と観光農村の一体化による取組
韓国観光ガイドSTORYKO(ストリコ地域産品と観光農村の一体化による取組http://storyko.net/web/bbs/board.php?bo_table=storyko_news2&wr_
id=27
釜山観光旅行ガイドPUSANNAVIhttp://www.pusannavi.com/miru/1967/
聞慶市公式HPhttp://japan.gbmg.go.kr/open.content/jp/introduction/symbol/
The2014MungyeongOmijafestivalhttp://www.5mija.kr/
聞慶市五味子体験村www.mgomj.co.kr
Duruzonehttp://duruzone.koreasme.com/munkyeong_omija.html
東亞日報http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2012032160458