商店街の空き店舗対策に有効な荒れ地、景観対策課税制度(ベルギーハッセルト市)|地域活性化100 海外事例

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商店街の空き店舗対策に有効な荒れ地、景観対策課税制度
ベルギーハッセルト市
面積:102.2㎢ 人口:75,991人(全国人口統計サイト2014)

ベルギーハッセルト市の地域の概要

北海に面した国で、国内には10の州があり、主要言語の違いによって
オランダ語圏の北部(フランドル地方)とフランス語圏の南部(ワロン地
方)に二分される。第2次世界大戦時にはドイツに占領されたが、解放
後の1944年以降は比較的早く復興を遂げ、1980年の憲法改正により連
邦制の国家となったことで、国内各地域の自治権が増大した。産業では、
オランダ国境近くのアントワープが世界最大級のダイヤモンド集散加工地
で、取り扱い高は全世界の70%。また、中世から続くベルギーの伝統工
芸品といえばボビンレースで、18世紀には繊細さと美しいデザインがヨー
ロッパ各地で珍重された。リエージュのガラス工芸も有名で、ヴェネチア
やボヘミアなどから技術を取り入れ、独自のクリスタル工芸を築いている。
フランス食文化の影響を受けた料理や各地の地ビールでも知られる。

取り組みの概要:商店街の空き店舗対策に有効な荒れ地、景観対策課税制度

▼地域の課題
修繕・改装されていない空き家が増加が街の景観を乱していた。
▼取り組みの概要
増え続ける空き家への対策として、ベルギーでは2002年から2006年
にかけて空家に対する課税を、その所有者に行った。
課税対象の基準、課税額算出基準等は以下の通りである。
<課税の対象となる空き家>
・関係当局によって、住宅に適さないと宣告された住宅
・関係当局の解体指令が出されている住宅および建物
・人の住んでいない住宅
・会計年度の期間中に建物の50%が有効に利用されていない建物
・市長治安官団体により権限の付与された、官吏によって作成された、放
置に関する技術報告書を伴う住宅
・災害、老朽化もしくはその他に見舞われた、建物の残骸を伴う用地
・目的に沿った使用をされず、未完成のままになっている、新しく建てら
れた建造物
・もはや使用されていない、商業用および工業用建物
<基礎税額>公道と境を接している建物もしくは住宅の正面部分の長さ
1mごとに75ユーロとし、公道と境を接していない建物や住宅は建築面
積1㎡ごとに5ユーロとした。
<課税対象者など>その会計年度の1月1日時点の完全な所有者、建
物保有者、長期借地人もしくは用益権者に課税され、初年度は基本額、2
年目から基本額の2倍、3年目3倍、4年目4倍、5年目5倍を課税する
となっており、空き家の状態で放置する期間が長いほどに税負担は重くな
る仕組みとなっている。

商店街の空き店舗対策に有効な荒れ地、景観対策課税制度の成果

1982年に450棟が課税対象となったが、2004年時点では20棟になっ
ている。空き店舗のまま放置するよりは賃料を下げてもテナントを入居さ
せようということで、都心部の空き店舗解消にも効果が出た。当初は、景
観改善を目的とした課税がだったが、実際には空き店舗の解消等によって、
地域産業が活性化され、新たな雇用も生まれるなどの効果が出ている。

出典

■F-9ベルギー商店街の空き店舗対策に有効な荒れ地、景観対策課税制度
商店街の空き店舗対策に有効な荒れ地、景観対策課税制度:ベルギー・ハッセルト市http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h17/hakusho/
html/17233240.html
外務省公式ホームページhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/area/belgium/data.html#section1
citypopulationhttp://www.citypopulation.de/
UrbanTrawlhttp://urbantrawl.blogspot.jp/2011/04/pimlico-parade.html