環境に良いまちづくり(ドイツパッフェンホーフェン市)|地域活性化100 海外事例

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環境に良いまちづくり
ドイツパッフェンホーフェン市
面積:92.6㎢(ドイツ連邦統計局2012)人口:24,234人(ドイツ連邦統計局2013)

ドイツパッフェンホーフェン市の地域の概要

ドイツ有数のエコロジー都市。従来の石油やガスによる暖房を止め、再
生可能エネルギーへの転換を積極的に図り、CO2の排出量を32%削減す
ることに成功。環境庁の専門的なバックアップを受けて国内最大規模のバ
イオ発電施設を稼働。建設車両の燃料をバイオディーゼルに転換。現在住
民1人あたりのソーラー設置数はドイツでも最大級という。有名なホップ
産地に囲まれ、自然との調和が美しい同市は、さらにエコロジー都市とし
て飛躍しようとしている。

取り組みの概要:環境に良いまちづくり

▼地域の課題
ドイツ人は思索する民族であり、物事を長期的なビジョンで考える習性
があることが挙げられる。国民が原子エネルギーの安全性に疑問を持ち始
めた。長い議論の末、よくないという国民の意志が原発の寿命を32年と
定めたのだ。環境問題に高い関心を持つドイツの人々は、これまでも政治
を変え、企業や行政を動かし、原子力発電からの撤退へ精力的に進んでき
た。2005年までに1990年比でCO2排出量削減エミッションを25%削
減することを義務付けるとともに、エネルギー総需要量に占める再生可能
エネルギーの割合を2010年までに倍増(10%)し、さらにその後も毎年
10%ずつ増やし、2050年には50%にする目標を揚げている。
▼取り組みの概要
ドイツ連邦政府は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)排出量
を削減するという目標を掲げ、循環型社会形成に向け取り組んでいる。
・周辺の環境に応じ建物の規制を行う
・街路樹の整備や歩行者と自転車の専用道路の設置
・市街地へ菜種油を燃料とする市バスを運行
・家庭へのソーラーシステム設置費用の助成も行っている。
こうした中にあって市は自然破壊を極力抑えるため、エコロジカルな面に
重点を置いたまちづくりを進めている。また、CO2の削減策としてエネ
ルギー使用から改善策を置くなど、自然を次世代に残す関心は高い。

環境に良いまちづくりの成果

エコロジー的税制改革法やバイオマス制令、100万ルーフ太陽光プロ
ジェクトなど、法律や制度の改正も次々と実施されており、原子力発電か
らの撤退へ精力的に進んでいる。市長代理カール氏は「当市は州都ミュン
ヘンに近く、何かと影響を受けやすい。まちづくりに当たっては市のアイ
デンティティを確立し、豊かな自然環境を損なうことがないよう配慮して
いる」など、印象深いスピーチも残している。行政の制度や補助金などの
管理が徹底的にされている。住民も意欲的に行動しやすい環境作りができ
ている。数値化して好評することで住民が現状を判断でき、一つの目標を
掲げることで団結力が生まれる。結果が市の誇りになり、様々な環境関連
の教育の素材としても生かされていくであろう。

出典

■F-10ドイツ環境に優しいまちづくり
月間地域づくり一般財団法人地域活性化センターヨーロッパ地域づくり視察団報告~地方行政の構造改革、循環型社会の形成など特色ある事例に学ぶ~
http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/book/monthly/0302/html/shisatsu.htm
環境都市・パッフェンホフェン市にみる『CO2削減32%達成!』成功例http://www.greenbizfund.com/modules/tinyd0/index.php?id=19
factfishOfficialpopulationofPfaffenhofenhttp://www.factfish.com/statistic/trade-tax-leverage/detail/091860143143
SONNLEITNERhttp://www.sonnleitner.de/service/grundstuecke-baugebiete.html
なぜドイツは環境先進国なのか~背景と取り組み方~京都産業大学文化学部国際文化学科
http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~konokatu/aritomo%2804-1-31%29
地域活性化の先進的取組事例>海外事例
海外事例参考資料一覧