ITによる地域振興(フランスイッシー・レ・ムリノ市)|地域活性化100 海外事例

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ITによる地域振興
フランスイッシー・レ・ムリノ市
面積:4.25㎢(2007MAPOFFRANCE.COM)地区人口:62,316人(2007MAPOFFRANCE.COM)

フランスイッシー・レ・ムリノ市の地域の概要

パリ市の南西部に接する。元々、単にIssy(イッシー)と呼ばれていた。
現在の名は1893年に決められた名称で「ムリノー」とは当時あった小さ
な定住地の名で、製粉する風車に由来する。80年代から積極的に新しい
技術を取り入れてきた。

取り組みの概要:ITによる地域振興

▼地域の課題
1990年代から始まったIT革命によって、多くのものが自動化され、
人間には機械のような「効率性」ではなく、機械には生み出すことのでき
ない「創造性」が求められるようになった。同市のITを用いた行政につ
いての基本的な考えは、
(1)市内のあらゆる所であらゆる年齢層の市民がITの恩恵をうけられる
(2)市民に対し新しいサービスを提供する
(3)市行政の近代化と市民の行政参加の向上を図る―ことである。
そこで市では、1996年に地域情報化計画を定め、ホームページの開設、
ケーブルテレビによる市議会の中継などの電子サービスを開始するととも
に市民がインターネットに容易にアクセスできるような環境づくりを目指
した。
▼取り組みの概要
1996年1月に地域情報化計画(Planlocald’information,PLI)を採択し、
地域の情報通信技術の普及を強く後押ししている。当市は、市民がインター
ネットに容易にアクセスできるような環境づくりを目指した。Espace
Jeunes(「若者の場所」と名づけられた施設)にCyberSelfというスペー
スを設け、16歳から25歳までの若者がウェブサイトに自分で接続できる
ようにした。またCyber-SalondeThe(「サイバー喫茶室」)においては年
配の人がインターネットやe-mailの使用法を2カ月以内で習得できるよ
うなプログラムが組まれている。1996年の1月より市内のすべての小学
校にインターネットを接続したマルチメディアコンピュータを設置し、最
新技術を生徒の教育に利用している。

ITによる地域振興の成果

市議会においては、1997年1月より、市議会の生放送を住民がテレビ
で見るだけでなく、住民から議会に対し直接意思表示ができるようにした。
住民は無料の電話とe-mailで議員に質問を送ることができる。調査によ
ると、ケーブルテレビに加入している世帯の45%が議会中継を見ており、
92%がこの試みを「良い」、あるいは「とても良い」と回答した。放送開
始18カ月後の調査では約500人が意見を送り、98%がこの経験に「満
足」、または「とても満足」と回答している。議会にITを取り組んだこと
で、市民の政治参加が促された。若者の政治離れが問題になる日本におい
て、参考になる事例と言える。
また、高齢者にもインターネット等の使い方を習得してもらうことで、
生活が便利になり、離れた家族や知人とのやり取りも増え、孤独な高齢者
が減少するようになると考えられる。

出典

■F-11フランスITによる地域振興
自治体国際フォーラム情報技術の先進自治体http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/articles/jititai/136/INDEX.HTM
OfficialwebsiteofIssy-Les-Moulineauxhttp://www.issy.com/en/home
MAPOFFRANCE.COMhttp://www.map-france.com/Issy-les-Moulineaux-92130/
LeadingCo.もっとクリエイティブなやり方があるはずだhttp://lrandcom.com/different_approach