安倍総理ステートメント(令和元年9月24日のSDGサミットにて実施)

SDG サミット 安倍総理スピーチ
於:国連本部
令和元年 9 月 24 日
議長、御列席の皆様、
SDGsが目指す「誰一人取り残さない社会」を実現するため、人間の安全保障
の理念に基づき、世界の国づくりと人づくりに貢献していく。
この強い想いを胸に、本年日本で開催した G20 大阪サミットや TICAD7 におい
て、次に述べる環境、教育、保健、質の高いインフラ投資等の取組を議長として
主導しました。
① 2050 年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにすること
を目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」。
② 持続可能な開発のための教育(ESD)の推進と、途上国の女性のエンパワー
メントとして、3 年間で 400 万人へ質の高い教育の機会の提供。
③ ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)実現に向け、約 100 万人のエイ
ズ、結核、マラリア患者の命を救い、約 130 万人の子供達に予防接種を届け
る。
④ 包摂的かつ強靭なインフラの構築を目指す「質の高いインフラ投資に関する
G20 原則」のとりまとめ、普及、実践。
過去4年間、全閣僚が参加する「SDGs 推進本部」の本部長として、私自身が
先頭に立ち、オールジャパンで SDGs を推進してきました。
民間企業、学校、NGO など様々な団体の優良事例を表彰する「ジャパン SDGs
アワード」や先進的取組を行う地方自治体を「SDGs 未来都市」に選定し、日本
全国に SDGs を浸透させてきました。
この経験を活かし、次の SDG サミットまでに、国内外における取組を更に加
速させます。
第1の鍵は民間企業です。日本ではますます多くの企業が SDGs を経営理念
の中核に据えるようになっています。ESG 投資やイノベーションを促し、こう
した民間の取組を後押しします。
第2の鍵は、SDGs を原動力とした地方創生、強靱かつ環境にやさしい魅力
的なまちづくりです。強靱な循環共生型社会の構築に向けて、コミュニティを
活力あふれるものとするべく取り組み、「環境と成長の好循環」を作っていき
ます。
こうした認識の下、私は、12 月までに日本の SDGs 推進の中長期戦略である
実施指針を改定し、進化した日本の「SDGs モデル」を示します。
SDGs 達成との目標に向け、我々の行動のインパクトを最大化するため、あ
らゆるステークホルダーの力を結集していこうではありませんか。
御静聴ありがとうございました。
(了)